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2018年3月22日

こんにちは。
まつもと歯科院長 松本卓也です。
今回もインプラントに関する歯科論文を抄読いたしましたので掲載いたします。

歯周病患者の抜歯窩への歯槽堤増大術後の骨のリモデリングの3次元的解析:RCT Title :Three-d imensional analysis of bone remodeling following ridge augmentation of compromised extraction sockets in periodontitis patients: A randomized controlled study Author:Mario Aimetti,Valeria Manavella,Lisa Corano,Elena Ercoli,Cristina Bignardi Federica Romano Journal:Clin Oral Implants Res.29, 2018 :202-214

PURPOSE
・インプラント治療において骨吸収が激しい部位に歯槽堤増大術を行った場合とそうでない場合で、どのように骨組織が変化するかをCBCTを用いて計測した。
MATERIALS AND METHODS
・CONTORT statemenntに則り行ったRCT研究である。
・トリノ大学歯周病科で2015/1月~6月で前歯および小臼歯で頬側の骨吸収が著しい抜歯が必要な歯周病患者が集められた。
・除外基準
全身的疾患(骨代謝および血液疾患、制御されていない糖尿病など)、過去12ヶ月の頭頸部放射線療法、ステロイドおよびビスホスホネートの使用、喫煙10本/日、妊娠および授乳期、歯周病、口腔衛生状態が悪い患者、外傷、歯内、または補綴の理由による抜歯患者
・骨補填剤にBio-oss、メンブレンはBio-gideを用いた。
・抜歯直後および12ヶ月後にCBCTにて撮影を行い、3Dレンダリング画像を用い計測を行った。
RESULTS
・テスト
・コントロール
・水平的な吸収は歯槽頂付近でテスト群で-2.60±1.24mm、コントロール群で4.92±2.45mmと優位に差があった。
頰側の骨のリモデリング後の高さもテスト群で-2.50±2.12mm、コントロール群で0.51±1.02mmと優位に差があった。
骨量の減少量においてもテスト群で-9.14±8.44%、コントロール群で35.16±10.92%と優位に差があった。
CONCLUSION
・抜歯後は吸収の少ないxenograftとコラーゲンメンブレンを用いることで、歯槽骨の形態と幅を維持できる

発表者:松本 卓也 抄録提出日時:平成30年3月16日

豊中市の地域医療に歯科治療という形で微力ながら
貢献できますよう頑張ってまいりますので今後ともよろしくお願いいたします!

これからも
「大阪の豊中・岡町でよりレベルの高い歯科治療を提供出来るように」
努力したいと思います。


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まつもと歯科 院長 歯学博士 松本卓也 まつもと歯科
http://matsumoto-dentalclinic.jp/
院長 歯学博士 松本卓也

【経歴】
2004年 大阪大学歯学部卒業
2004年 かい矯正歯科インプラントセンター 勤務
2007年 大阪大学歯学部大学院 顎口腔機能再建学講座入学
2009年 医療法人かい歯科退職
2009年 大阪デンタルクリニック、医療法人たんぽぽ会 非常勤勤務
2009年 まつもと歯科開院
2011年 大阪大学歯学部大学院 顎口腔機能再建学講座卒業

【所属学会】
AAA審美・インプラント会
大阪大学顎口腔機能再建学講座
日本歯科審美学会
日本歯科理工学会