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2015年2月26日

こんにちは。
豊中・岡町のまつもと歯科院長 松本卓也です。

今回は前回の神経の歯科処置が終わった後の話をしたいと思います。

根の歯科治療は終了したら
次は根の歯科治療で弱った歯の中に土台を入れて、歯の強度と大きさを回復します。
その上で、被せるために歯のまわりを削って型をとります。

修正2.JPG


このような形で歯を補強し、形を整えて被せ物を作製していきます。
この際問題になるのは

1、神経を取った歯は薄くなり弱っている
2、保険の治療では土台が金属の硬い土台になる

という点です。

歯根破折.jpg

上記のように根の治療をした歯は弱っているため、
大きな力がかかると歯がわれてしまうおそれがあります。
金属の土台を使用した場合、歯に比べて金属は硬いため、
物を噛んだ時に歯にくさびの作用で力がかかり割れてしまうことがあります。
これを「歯根破折」といい、こうなると抜歯が必要になります。

歯に負担をかけないためには「歯と同程度の硬さ」というのが重要となります。


-326_839.jpg

そこで使用するのが「ファイバーポスト」というものです。

これは「ファイバー」を樹脂で固めたもので
歯と同程度の硬さを有するため歯に負担をかけにくいという特徴があります。

神経を取った歯は弱っていますので
こういう歯に優しい素材がお勧めです!

また、神経を取った歯は次虫歯になるともともと歯が残っていないので
抜歯になることもあります。

できるだけ「セラミック」など精密な歯科治療が歯の為には良いです。


また、被せをいれる途中で放っておきますと、
歯の中が空洞になっているため、歯が割れたり、虫歯になって、
ひどい場合は抜歯になることがありますので、
必ず指定した日時にご来院下さいね。


では皆様今日も一日頑張っていきましょう。

「まつもと歯科」のホームページはこちら:
矯正歯科・予防歯科・インプラント治療なら大阪府豊中市岡町の歯科・歯医者のまつもと歯科

2015年2月10日

こんにちは。
豊中・岡町のまつもと歯科院長 松本卓也です。

前回は歯の神経を残すためにどうするかというお話を書きました。
今回は歯の神経を取らないとだめな場合のお話しです。

-326_691 (2).JPG

C3という状態になると基本的には神経を取らないといけません。
いわゆる「虫歯が神経までいってしまった」状態です。
こうなると強い痛みが出ることもあります。

-326_185.jpg

歯科処置としては「抜髄」というものになり、
やすりの様な細い器具で神経をとって歯の中の感染物を除去していきます。

歯の中が綺麗になればお薬を詰めて、土台をたて
被せ物を作製していきます。

この際も出来ればマイクロスコープなどの歯科用顕微鏡を用いてチェックすることで
より安全で予後の良い歯科治療が可能となります。

また歯科治療中は下記のような症状が出ることがありますが、
ほとんどの場合、数日で快方に向かいます。

①歯が浮いたような感じがする
②物をかむと痛い
③何もしていなくても痛みが出る

などです。

また一時的に症状が治まっても、最後まできっちりと歯科治療を完了しないと再び悪化して最終的には歯を抜かなければならない状態になりますので、必ず指定した日時にご来院して下さい。

根っこの治療で放置は絶対にやめましょうね。

また、歯はかなり弱っており、次虫歯になると抜歯の可能性が高いです。
出来るだけ歯を長持ちさせる精密な歯科治療がおすすめですよ。

ちょっと当分色々な歯科治療に関することを書いていこうと思います。

豊中は今日も寒いですが
負けずに頑張っていきましょう!


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まつもと歯科 院長 歯学博士 松本卓也 まつもと歯科
http://matsumoto-dentalclinic.jp/
院長 歯学博士 松本卓也

【経歴】
2004年 大阪大学歯学部卒業
2004年 かい矯正歯科インプラントセンター 勤務
2007年 大阪大学歯学部大学院 顎口腔機能再建学講座入学
2009年 医療法人かい歯科退職
2009年 大阪デンタルクリニック、医療法人たんぽぽ会 非常勤勤務
2009年 まつもと歯科開院
2011年 大阪大学歯学部大学院 顎口腔機能再建学講座卒業

【所属学会】
AAA審美・インプラント会
大阪大学顎口腔機能再建学講座
日本歯科審美学会
日本歯科理工学会