審美・接着歯科論文抄読会 「大阪府豊中市岡町の歯医者・歯科審美学会認定医・まつもと歯科」

まつもと歯科医院ブログ

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審美・接着歯科論文抄読会 「大阪府豊中市岡町の歯医者・歯科審美学会認定医・まつもと歯科」

こんにちは。

まつもと歯科院長 松本卓也です。

今月も新しい審美・接着歯科論文を抄読いたしましたので掲載いたします。

 

未充填/レジン充填接着法におけるIDSとフロアブルレジンコーティングの重要性

Title:Significance of immediate dentin sealing and flowable resin coating reinforcement for unfilled/lightly filled adhesive systems

Author:de Carvalho MA, Lazari-Carvalho PC, Polonial IF, de Souza JB, Magne P.

Journal:J Esthet Restor Dent. 2021 Jan;33(1):88-98

 

PURPOSE

IDSは形成後の印象前に行われるが、ボンディング材の違いによって樹脂含浸層の厚みや、レジンを使用するかしないかの違いがある。本研究ではOptibond FL,

Scotchbond MP, Single Bond Plus, Clearfil SE Bond, Scotchbond Universalの5つのボンディング材の使用、また、IDSを行うかどうか、レジンコーティングを行うかどうかでどのような差があるかを確認した。

MATERIALS AND METHODS

・75本のカリエスのない若年者の智歯を用意した。IDSをしない(DDS)グループ、IDSグループ、IDSとレジンコーティングのグループと25本ずつにランダムに分類し、さらにボンディング材は添付文書通りに処理した。

厚さ2mmのハイブリッドベ二ア(Filtek Z100, 3 M ESPE)をセット後、μTBS試験を行い破壊界面の検査を行った。

RESULTS

テストしたすべてのボンディング材で接着強度が向上した。 IDS後にフロアブルレジンを使用すると、すべての試料でμTBSが向上した(ScotchBond MP の場合は 233% 増加、Clearfil SE Bond の場合は最大 560% 増加)。レジンコーティングあり (52.51 MPa) またはなし (54.75 MPa) で使用された Optibond FL と、レジンコーティングありで使用された Clearfil SE Bond (45.64 MPa) が良い結果をもたらした。

CONCLUSION

IDS は、象牙質へのμTBSを向上させた。

・レジンコーティングはIDSより象牙質へのμTBSを向上させた。ボンディングのみであれば、歯面清掃時(アルミナサンドブラストを使用)に樹脂含浸層やボンディング層が破壊されるおそれがある。

 

セラミック歯科審美治療、ダイレクトボンディング(審美マイクロレジン修復)に関して接着は最重要課題です。

より強固な接着が得れる方法を模索していきたいと思っております。

 

今後も豊中市の皆様の歯や口腔内の健康維持に寄与出来ればと思います。

 

こういう大変な時期ですが私も歯科医師として今できることを精一杯させて頂こうと
思っております。
では皆さま今日も一日頑張っていきましょう。
歯医者として豊中市の地域医療に歯科治療という形で微力ながら
貢献できますよう頑張ってまいりますので今後ともよろしくお願いいたします!
これからも
「大阪の豊中・岡町でよりレベルの高い歯科治療を提供出来る歯医者となるように」
努力したいと思います。

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