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2015年8月22日

こんにちは。
豊中・岡町のまつもと歯科院長 松本卓也です。

今回は歯周病歯科治療についてお話ししようと思います。

歯周病歯科治療とは何でしょうか?
まず、歯はあごの骨と歯ぐき(歯肉)に支えられています。
あごの骨と歯肉に炎症が起こるのが歯周病です。

ペリオ.jpg

歯と歯肉との境には歯肉溝という溝があります。
健康な歯肉ではその深さは2~3㎜の深さです。

歯周病になると...
歯石やプラークが付いて歯肉が赤く腫れたり、骨がなくなります。
      
プラークと歯石がついているので歯肉が炎症を起こして赤く腫れ、
歯肉の炎症が強くなるとブラッシングで出血したり、痛みがでます。
さらに骨にまで炎症が進むと歯を支える骨が吸収されてしまいます。

さらに骨吸収が進むと歯を支える骨がなくなってしまうので歯が揺れてきて、
最終的には抜けてしまします!!

-326_674.JPG

最初になるのは歯肉炎という状態です。

・プラークや歯石が少し付いています
・歯の境目の歯肉が少し赤く腫れています
・レントゲン写真では歯の周りに白く見える歯の周りの骨がまだ吸収されていません


-326_676.JPG

これが進行して歯周病になります。

・歯石が歯肉の中に付いています
・歯肉が赤く腫れています
・レントゲン写真では歯の周りの骨がかなり吸収されているのがわかります


-326_675.JPG

さらに進行して重度の歯周病です。

・歯石が歯肉の中にかなり付いています
・歯肉が赤く腫れています
・歯肉がやせてしまっていて、歯の根の部分が見えています
・レントゲン写真では歯の周りの骨がほとんど吸収されてしまっているのがわかります

こうなるとほぼ抜歯という状態になってしまいます!!


歯を失う上で最も怖いのは歯周病で、
虫歯と違いたくさんの歯を一度に失う可能性があります!

歯を支える骨は皆様の財産ですが、残念なことに減る一方で、
増えることはありません。

歯周病の予防に欠かせないのは定期的なチェックと歯石取りです。
ほんの数ヶ月でも細かい歯石が付着し、それが歯周病の原因となります。
皆さんの「骨の貯金」を減らさないよう定期的な歯石取りを行いましょう!!

今後も
「大阪の豊中・岡町でよりレベルの高い歯科治療を提供出来るように」
努力したいと思います。

では皆様
一日頑張っていきましょう!!


「まつもと歯科」のホームページはこちら:
矯正歯科・予防歯科・インプラント治療なら大阪府豊中市岡町の歯科・歯医者のまつもと歯科


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まつもと歯科 院長 歯学博士 松本卓也 まつもと歯科
http://matsumoto-dentalclinic.jp/
院長 歯学博士 松本卓也

【経歴】
2004年 大阪大学歯学部卒業
2004年 かい矯正歯科インプラントセンター 勤務
2007年 大阪大学歯学部大学院 顎口腔機能再建学講座入学
2009年 医療法人かい歯科退職
2009年 大阪デンタルクリニック、医療法人たんぽぽ会 非常勤勤務
2009年 まつもと歯科開院
2011年 大阪大学歯学部大学院 顎口腔機能再建学講座卒業

【所属学会】
AAA審美・インプラント会
大阪大学顎口腔機能再建学講座
日本歯科審美学会
日本歯科理工学会