«  2015年9月  » 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
2015年9月28日

こんにちは。
豊中・岡町のまつもと歯科院長 松本卓也です。

今回はシーラントについてお話ししたいと思います。

まず、歯のかみ合わせの面には深い溝があります。

IMG_1142.JPG

このように特に奥2つの歯の溝が深いです。
奥歯は歯磨きしにくいのもあって特に汚れが溜まりやすくなっています。
汚れがたまると当然虫歯になります。

これを予防するために行うのが「シーラント」という歯科処置で
歯の溝を樹脂で埋めていく処置になります。

シーラント.jpg

とくに6歳臼歯はこの溝が深く、1人で上手に歯を磨くのがまだ難しいので
虫歯のリスクがとても高いです。

シーラントができるところまで6歳臼歯がはえてきたら、
シーラントをしましょう。
かみ合わせの強い力がかかる場所なので、
シーラントはかけてしまうこともありますので
歯科定期検診でのチェックがおすすめです!!

今後も
「大阪の豊中・岡町でよりレベルの高い歯科治療を提供出来るように」
努力したいと思います。

では皆様
一日頑張っていきましょう!!


「まつもと歯科」のホームページはこちら:
矯正歯科・予防歯科・インプラント治療なら大阪府豊中市岡町の歯科・歯医者のまつもと歯科

2015年9月26日

こんにちは。
まつもと歯科院長 松本卓也です。

今月私が抄読した論文を掲載いたします。

連結していないインプラントと歯で支持される、
テレスコープ冠による上顎部分床義歯を6年間フォローアップした後ろ向き研究
Unsplinted implants and teeth supporting maxillary removable partial dentures retained by telescopic crowns: Unsplinted implants and teeth supporting maxillary removable partial dentures retained by telescopic crowns:
Authors: Eberhard Frisch Petra Ratka-Kruger€ Hans-Jurgen Wenz€
Journal: Clin. Oral Impl. Res. 26, 2015, 1091-1097
H27 9/25 発表者 松本

PURPOSE
本研究では、継続したメンテナンスを条件とした、
データの少ないインプラントと歯に支持される部分床義歯の評価をすることを目的とした。
MATERIALS AND METHODS
*材料:期間 1997/1~2011/12の期間に施術された患者で、データは2013/1/1~2013/12/1
    に採得した
インプラント Ankilos (無歯顎であれば片側2~3本)
The Marburg double crown(MDC) (Wenz & Lehmann 1988)
内冠は歯はセメント、インプラントはスクリュー固定
アタッチメントTK-Snap
    義歯のメタルフレーム コバルト・クロム・モリブデンの1ピースキャスト

*メンテナンス
3カ月毎のメンテナンスプログラムを受ける。
インプラント周囲のプラーク QHI indexでチェック,ポケット測定 4点法
BOP チェック   TBI SC PMTCを行う
*インプラント周囲炎の判定基準:
BOP (+) 、PPD 5mm以上、並行法で撮影したデンタルで骨吸収3.5mm以上(Rinke等 2011)
*アバットメントスクリューの緩み、アバットメントの破損、義歯の破損、アタッチメントの緩み等あれば記載

*非喫煙者
RESULTS
*26人中3人が脱落
*全ての患者が1年に1~4回のメンテナンスを受けた
*平均フォロー期間 6.12±3.80年(2.01~15.95年)
*インプラントは1本5年でインプラント周囲炎で除去
*全ての症例でプラットフォームスイッチングを行っている
*歯とインプラントを支台歯した義歯は5%の確立で歯に圧下が認められる(Lang等2004)がこの実験系では認められなかった
*少数歯残存症例に適する






豊中市の地域医療に歯科治療という形で微力ながら
貢献できますよう頑張ってまいりますので今後ともよろしくお願いいたします!

これからも
「大阪の豊中・岡町でよりレベルの高い歯科治療を提供出来るように」
努力したいと思います。


「まつもと歯科」のホームページはこちら:
予防歯科・インプラント治療なら大阪府豊中市岡町の歯科・歯医者のまつもと歯科

「まつもと歯科」の矯正歯科専門ホームページはこちら:
目立たない矯正歯科治療なら大阪府豊中市岡町の歯科・歯医者のまつもと歯科












CONCLUSION
この治療は成功率が高く、生物学的または技工的な問題が起りにくい。清掃性が良く、適切なメンテナンスを行うことで成功率が高い。
また貴金属を使用しないため低価格である。
ただ、患者数が少ないためさらなるデータ集めや他のコンセプトによる治療結果の確認が必要である。
TOPIC OF CONCERN
・先生方はインプラントオーバーデンチャーの設計を行う場合、インプラントの埋入位置や本数、バーやアタッチメント、マグネットなどどのように考えておられるでしょうか?
・歯とインプラントの双方を用いたオーバーデンチャーのケースはありますでしょうか?
またその予後はいかがでしょうか?

2015年9月25日

こんにちは。
豊中・岡町のまつもと歯科院長 松本卓也です。

本日は虫歯の予防歯科に関してお話ししたいと思います。
フッ素が虫歯の予防歯科に効果的なのは皆さんご存知だと思います。

今日はその効果を詳しく書きたいと思います。

フッ素は子どもだけではなく、大人のむし歯予防歯科に効果的です!
フッ素は虫歯予防歯科だけでなく初期虫歯の歯科治療にも使うことができます!

まずはフッ素がなぜ虫歯予防歯科に効果的なのか?
・初期虫歯を治す
フッ素によって再石灰化が促進され初期虫歯が治っていきます。
・歯の強化
フッ素は歯の表面のエナメル質の成分と結びついてフルオロアパタイトを生成します。
より虫歯菌の生成する酸に強くなります。
・虫歯菌の活動を抑える
フッ素は虫歯菌の活動を抑えます。

この3つがフッ素が虫歯予防歯科に効果的である理由です。

ではどのようにすればフッ素が歯に効果的に働くのでしょうか?

1.濃度の高いフッ素を定期的に歯科医院で塗布する
2.毎日歯磨き後にフッ素ジェルを使用する

ことが大事になってきます。

歯磨き後のフッ素のジェルは効果的です!
ジェルは唾液に洗い流されず、お口の中に長く残るのでより効果的です!!

当院では3DSという治療法も行っております。
これは歯磨きした後、トレーにフッ素ジェルを入れるというものです。
これにより初期の虫歯であれば改善されますし、歯周病の予防にもなります。

フッ素.jpg

定期検診で初期の虫歯を見つけてこの処置をすれば
歯を削らずに様子を見ることが出来ます!!

歯を削るのが嫌な方、痛いのが嫌な方は早期の歯科検診がお勧めですよ。
痛くないのが一番です!!

今後も
「大阪の豊中・岡町でよりレベルの高い歯科治療を提供出来るように」
努力したいと思います。

では皆様
一日頑張っていきましょう!!


「まつもと歯科」のホームページはこちら:
矯正歯科・予防歯科・インプラント治療なら大阪府豊中市岡町の歯科・歯医者のまつもと歯科


« 2015年8月 | メイン | 2015年10月 »

Powered by
本サイトにて表現されるものすべての著作権は、当クリニックが保有もしくは管理しております。本サイトに接続した方は、著作権法で定める非営利目的で使用する場合に限り、当クリニックの著作権表示を付すことを条件に、これを複製することができます。

まつもと歯科 院長 歯学博士 松本卓也 まつもと歯科
http://matsumoto-dentalclinic.jp/
院長 歯学博士 松本卓也

【経歴】
2004年 大阪大学歯学部卒業
2004年 かい矯正歯科インプラントセンター 勤務
2007年 大阪大学歯学部大学院 顎口腔機能再建学講座入学
2009年 医療法人かい歯科退職
2009年 大阪デンタルクリニック、医療法人たんぽぽ会 非常勤勤務
2009年 まつもと歯科開院
2011年 大阪大学歯学部大学院 顎口腔機能再建学講座卒業

【所属学会】
AAA審美・インプラント会
大阪大学顎口腔機能再建学講座
日本歯科審美学会
日本歯科理工学会