インプラント歯科論文抄読会  「大阪府豊中市岡町のまつもと歯科」

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インプラント歯科論文抄読会  「大阪府豊中市岡町のまつもと歯科」

こんにちは。

まつもと歯科院長 松本卓也です。

今月もインプラントに関する歯科論文を抄読いたしましたので掲載いたします。

ソケットリフト時のシュナイダーメンブレンの穿孔をマイクロスコープとマイクロカメラで評価した研究:無作為化された生体研究 Title :Microscope and micro‐camera assessment of Schneiderian membrane perforation via transcrestal sinus floor elevation: A randomized ex vivo study Author:: Jordi Gargallo‐Albiol1,Khaled H. Sinjab,Shayan Barootchi,Hsun‐Liang Chan,Hom‐Lay Wang Journal:Clin Oral Impl Res. 2019;30:682–690.

PURPOSE
インプラントのソケットリフト(TSFE)中の洞膜穿孔を確認するために、マイクロスコープとマイクロカメラを使用し、その有効性を評価した。
MATERIALS AND METHODS
・ミシガン大学の解剖学部から、完全または部分的に無歯の上顎のある5つの新鮮な人間の死体頭部が提供された。これらの標本は、組織の構造変化を防ぐために、ヒトのドナーから採取した後、-20℃の温度で凍結し、実験前に4、5日室温で解凍した。 8つの上顎洞(完全な無歯顎の6つの両側副鼻腔と部分欠損を伴う2つの片側副鼻腔)ごとに4つのTSFEインプラント処置を行った(合計32)。挙上量(MEH)は3mmか6mmをランダムに割り当てた。Sinus Crestal Approach(SCA)インプラントドリルキット(Neobiotech)を使用した。
・適応基準
完全または部分無歯顎、中隔は存在しない。 ・除外基準 欠損なし、骨幅2 mm未満、上顎洞病変の存在
・CT撮影
・術式
歯槽頂切開と縦切開を行い剥離し、上顎洞底の1mm手前までインプラントのドリリング、リーマーを使用し上顎洞底を挙上した。
・ 穿孔の評価
マイクロスコープおよびマイクロカメラの使用で穿孔の有無を確認した。
CBCTによる評価は骨頂側からシリコン印象材で封鎖し、上顎洞に水と硫酸バリウムを混ぜた液体を流しこみ撮影する。
液体伝達による評価は歯槽頂側から同様の液体を流しこみ、上顎洞への流出を評価する。
RESULTS
・除外基準から二つの上顎洞を除外し、アーチファクトや歪みから正確な診断が出来なかった8つのサンプルを除き上顎洞粘膜の厚み(SMT)の平均は0.64 ± 0.20 mmで、骨の高さ(RRH)は5.03 ± 2.28 で骨の厚み(RRW)は8.62 ± 3.69 mmであった。
手術後IoPの割合は40.62%、グループ1(MEHの3 mm)で23.07%、グループ2で76.92%(6 mmのMEH)、2つのグループの差は統計的に有意で、オッズ比は9.88(95%CI [1.38、101.51]、p = 0.01)であった。
一方、IoPとRRH、RRW、SMTの間には統計的に有意な相関関係は認められなかった。
・穿孔の有無は87.55% 部位で(28/32)一致した。
CONCLUSION
インプラントTSFE時のマイクロスコープやマイクロカメラの使用により85%を超える精度で穿孔(IoP)を見極めることができる。
穿孔の有無はインプラント時の上顎洞の挙上量に影響をうける。
これらの使用により、上顎洞腔への骨移植材料の偶発的な漏出、感染、副鼻腔炎、インプラントの失敗などの術後合併症を防ぐことが可能となる。

 

では皆さま今日も一日頑張っていきましょう!
豊中市の地域医療に歯科治療という形で微力ながら
貢献できますよう頑張ってまいりますので今後ともよろしくお願いいたします!
これからも
「大阪の豊中・岡町でよりレベルの高い歯科治療を提供出来るように」
努力したいと思います。

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